「命の時間~今を本気で生きる~」
令和元年10月3日(木)
第604回 みどり市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
講師:株式会社 カモガシラランド所属
練馬区倫理法人会 会員 平川 翔 氏
参加人数 45名 (みどり市会員 29名)
今回の講話者は28歳の時、医師から余命7年の宣告を受けた平川 翔さん。講話中は全身からポジティブオーラを放ち続けながら、「命の時間」というテーマで、平川さんにしか伝えられないメッセージを頂きました。
「皆さんは明日必ず生きていると言い切れますか?」「今日が最期の一日だとしたら、心残りはないですか?」「当たり前ってどんなことですか?」といきなり、「命」についての直球で本質的な問いを投げかけられた参加者の皆さん。開始数分で心を掴まれ、会場は真剣モードに。
平川さんが歩んできた道は、決して恵まれた環境ではありませんでした。家族・学校・経済的な問題など、数々の苦難に、時に自暴自棄になり、時には耐えがたいほどの我慢を強いられる人生。それでも何とか自分のためにスタートをきることができるようになった時、余命宣告を受けたそう。
平川さんにとって衝撃だったのは余命年数よりも、記憶を失ってしまうことへの恐怖でした。「朝起きた時、ここがどこか分からなかったら」「一緒にいるのが誰か分からなかったら」「明日、目を覚まさなかったら」
入退院を繰り返しながらも、平川さんが出逢った2人の恩人が、大嶋啓介さんと鴨頭嘉人さん。大嶋さんからは「本気」の定義を教わり、鴨頭さんからは3つのことを変えるように教わりました。そして「好きな時、好きな場所で、好きなことを、好きな人として生きる」と決めたそうです。
最後に平川さんからの問いかけ、「皆さんは今日という日をどう生きると決めますか?」。平川さんが講話で語った2つの大きな後悔。先延ばしをして、決して取り戻すことのできない後悔をしないようにと、参加者に思いの丈を込めたメッセージを伝えていただきました。